コラム

2023.3.11

vol.14 誰もが活躍する社会、誰もが居場所のある社会

私は長岡京市議会議員時代の5年間、京都府議会議員時代の8年間を通してずっと、人と人とのつながりを創るというテーマで活動を行ってきました。

私は、豊かな人生を送るには、お腹を満たす・寒さを凌ぐと共に、
心が満たされることも、とても大切なことだと考えています。

心が満たされるためには、
誰かに「ありがとう」言ってもらえ自分が社会に役立っていると実感できる活躍の場と、
「ただいま」「おかえり」と言い合える居場所が必要だと考えています。

 
しかし、新型コロナの流行によって人と人、人と地域とのつながりは大きな打撃を受けてしまいました。

最初の緊急事態宣言時の不安は一生忘れることができない衝撃です。
続く外出自粛の要請、時短営業の要請、病院や高齢者施設での面会が抑制されたことで大きな不安を抱えた方も多いのではないでしょうか。

人間は社会的な生き物です。
人は一人では生きていけないと痛感しました。
 
ネット技術の発達で、パソコンやスマホの画面を通して親しい人の姿を見ながら話をできることは救いでした。
しかし、直接顔を合わせて話をすることの楽しさは、画面を通しての交流とは比べ物にはなりません。

対面で物理的につながっていることの大切さを実感しました。
 

直接顔を合わせる機会とは比べ物にならないとは言うものの、いつでも親しい人の姿を見ることができることは心の救いになりました。

パソコンやスマホを通してでもつながることができるという安心感、あるいは日常生活で”あの場所に行けばいつもの仲間に会える” “自分かどこかに所属している”という安心感は大切なものです。

精神的なつながりは、豊かな生活に欠かすことができません。

 
コロナ禍で不安になった大きな要素の一つとして先行きの不透明さも大きいと思います。その中でも、”これからの仕事は?” “収入はどうなるのか?”ということは現実を生きる中で避けては通れないものでした。

きれいごとではなく、時短協力金・一時給付金・休業要請給付金 等々の経済政策は実生活を送る上でも、先々を思い描いた時の精神的な安定としても非常に重要です。

経済的なつながりの環にいることは確かな現実として必要です。
 

さらには、当初の不安は何が起こっているのか分からない、情報が入らないことへの苛立ちによる部分も大きかったのではないでしょうか。

どこへ問い合わせれば確かな情報が入るのか、誰の情報が間違いが無いのかということを”知っている”だけでも安心の度合いは各段に違います。

府民への確かな情報的へのつながりを提供することは、行政としての基礎的インフラであると考えています。
 

堤じゅん太はこれら「物理的」「精神的」「経済的」「情報的」の4つの切り口から、
アフターコロナの社会に於けるつながりの再構築に取り組みます!

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